先輩のメール

先輩から上司へのメール。
実は相談があります。子供が生まれる時に転勤の発令が出たので行くしかないと言われ転勤し、それから約22年間○○で勤務しています。今の現状では、私自信は不要であり、いても特に仕事が出来る訳でもなく、毎日仕事に出てくることが苦痛です。本当であれば、後少しで定年退職となり平穏無事にと考えていましたが、ここにきてやはり今の所では続きそうになく、居られる状況でもなく、出来れば異動させて頂きたいと思っています。家のローンや子供の学費のことを考えると「可笑しいのでは」と思われますが、本当にそう思っています。 
内容は一部伏せています。この先輩は僕の同僚からパワハラを受けていました。「俺らより給料貰ってんのに、何でこれくらいも出来ないの」いわゆる逆パワハラです。


こんな感じでした。この時期に休みがちな社員は僕を含めて4人。強めのパワハラが同時多発している状態。

我慢すれば給料が上がる。我慢すれば退職金が貰える。我慢さえすればという就寝雇用の悪い部分がパワハラのスパイラルを作ります。

サラリーマンで働くというリスク。

終身雇用制度では将来の生活が保証されていました。その代わり嫌いな仕事でも我慢するのが条件です。

先輩は今の仕事が好きではありません。無理やりの転勤命令。家族と離れて嫌いな仕事を22年も我慢した。

我慢が根底にあるので、自分の仕事に誇りが持てません。おざなりな仕事になります。すると自信も無くなる。それを部下から攻められる。

それは上司も知っています。そして上司はパワハラを常識として捉える人(前記事パワハラ上司のメモ)。ある程度のパワハラは我慢しろと言われます。

終身雇用制度の悪い部分と、そこで働く人達の常識がパワハラのスパイラルを作りました。

このスパイラルから抜けるためにはどうしたらいいのか。

私は転職が一番だと思います。他人は変えられない。自分が変わるのには覚悟が必要です。だから環境を変えるのが一番早い。

転職は逃げだと言う人もいますが、私は4回の転職で一度も逃げた事はありません。理由なんて後からどうにでもなります。

転職の足かせになるのは収入です。家族が食べる分くらいなら何とかなります。問題なのは支出の大半にローンがある場合です。マイホーム・マイカー・教育ローン・クレジットカードの支払い。

安定したサラリーは信用を作ります。サラリーを担保にローンが組む事が出来るのは、サラリーマンの大きなメリットです。僕はそれで不動産投資を始めました。

サラリーが信用を作るのはメリットですが、担保になっているのは自分の時間だという事を忘れない下さい。

住宅ローンで35年。車のローンで5年。教育ローンで10年。クレジットカードは毎月。

サラリーを貰える時間を担保にして、収入以上の生活をしてしまう。

それがサラリーマンで働く最大のリスクです。

先輩は終身雇用の約束が守ってもらえます。定期昇給・退職金・年金・再雇用。それがあるから、先輩世代の働き方では我慢スタイルがスタンダードでした。

救えないのは先輩にパワハラをしながら、先輩世代のマネをして家を買った同僚です。

終身雇用の約束はそろそろ無くなります。定期昇給や退職金が無くなり物価は上昇する。年金と再雇用は絶望的な観測。

共働き・副業・失業・デフォルト。

同僚は、この先いろんな不安を抱えながら、我慢スタイルで働かなければならない。もちろん先輩と同じようにパワハラを受けたとしても。

パワハラは無くならない。

残念ながらパワハラは無くなりません。パワハラで休んだ4人のうち、僕以外の3人は「もうこれ以上無理です」と上司に相談しました。

一応の同情がされます。少しだけ会社を休んいいと言われ。それから「サラリーマンだから仕方ないよね。頑張ろう」と諭されて、また我慢を続けています。

それがサラリーマンの宿命。パワハラは我慢するしかない。そうやって彼らは職場の文化や常識を築いてきた。

我慢してもパワハラは無くならない。なら「パワハラは嫌だ」と宣言するとどうなるか。
いじめられました。

パワハラは無くなくならない。「パワハラは嫌だ」と騒いでも、パワハラはいじめに変わりベクトルが自分に集中するだけでした。

これで僕は八方塞がりになりました。次回はここからの脱出方法と「なんでお前が知ってんだ」という種明かしをします。

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